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7日目に


良くある話ですが
そのマンションの1室は、人が居着かない場所でした。
入居しても一週間以内に出ていってしまうのです。
その部屋は丁度2階の端っこ
7段ある階段を上ったすぐのところにありました。
大家さんは嫌な感じがして、気になっていたのですが
ある日ついに、一週間以上経っても出ていかない人が
現れたのです。
大家さんは安心しながらも、気になって
訪ねていきました。
住人は出てきませんでした。
様子おかしいので、大家さんは警察を呼び
一緒に中に踏み込み、住人が変死しているのを発見しました。
死亡原因がはっきりしないと言うことで
警察は原因を突き止めるために調べるため。
今までそこに入居したことのある人達を訪ねたそうです。
ところが一様に、話したがらない
どうにか「刑事さんがそこまで言うなら・・」
と聞けた話は・・・

夜になると、子供の声がするそうです
初日は「かいだんひーとつのーぼった」
なんだ?と思い起きてみるが、それ以上何事もなく
気のせいだと思ってやり過ごす。
が、次の日
「かいだんふーたつのーぼった」
3日目
「かいだんみーっつのーぼった」
4日目・・5日目・・・6日目
徐々に近くなってくる声
階段は7段しかありません。
それに恐れた住人は皆逃げ出していたのです。
結局、7日目に何が起こるのか
それを知っているのは死んだ彼だけなのです。

犬と呪い

落ちの無い思い出話。
昭和45年、小学5年の頃、ある呪いの方法が少年誌に書いてあった。
犬を首輪でつないで、その口が届かぬところに餌をおき、そのままにしておく。
犬は空腹感のあまり餌を食らおうとするが、届かずもがき苦しむ。
まさに飢えて狂い死のうとしたとき、日本刀でその首を切り落とすと、
切断された犬の首は、飛んで餌に食らいつく。
その首を奉じ、呪いを願うと成就するという話だった。
同級生の川越は、善悪の区別があまりつかない男だったので、
興味本位で、野良犬をつかまえてそれを実行してしまった。
川越は自慢そうにその話を私にしたが、犬を飼っていて大好きだった私は、
激怒し、そのことを担任の先生や給食のおばさんや他の同級生に言いふらした。
川越は先生に怒られた。
それから間も無く突然川越が死んだ。盲腸をこじらせたという話だった。

しばらくして、ある日の下校途中、道端で犬が車に轢かれていた。
首がつぶれて、首の断面が見えていた。
その首の断面から川越がこちらを見ていた。

真っ白な顔

あれは私が中学3年生の時の話。
もう10年以上前のことですが...。

私は後輩のYと電話で話をしていました。
私は家の電話。Yは線路沿いの公衆電話で。
(このころは携帯なんて無かったんですよね。)
あーだこーだとつまらない世間話をしているとき
電話の向こうのYが突然叫びだしました。

「うわあーーーーーーー!!!」

私は何事かと思い
「どうした!Y!何があった!!」
と受話器に向かって大声で尋ねました。
「Sが!!Sが電車に轢かれた!!!」

この時、私と電話をしていたYの側ではもうひとり
の後輩Sが、どこからか盗んできたバイクを乗り回して
いました。

そして踏切のない線路をそのバイクで渡ろうと
したSは、近づいていた電車に気づかず...。

Yはその時の状況を詳しく教えてくれました。
(聞きたくなかったけど..)
電車に跳ね飛ばされたSは、耳から後ろの部分、
つまり後頭部が全部無くなっており、そこから
脳が飛び出していて、顔は血の気がなく真っ白だった
といいます。

しかし、驚いたことにそんな状態にも関わらず
Sは腕を地面につけ、グッと上体を持ち上げ
起きあがろうとしたそうです。これは多分心霊現象
とかではなくて、体が反射的に動いただけだと
思います。案の定、一瞬起きあがりかけたSは
力つきドサッと倒れてしまいました。

Yはそれ以降、しばらく焼き肉が食べられなく
なったと言ってました。

ここまではただの洒落にならない体験談ですが
(ちなみにこの事故は新聞にも載りました)
恐怖体験はこの後、Sのお通夜にYや友人たちと
行ったあとに起こりました。

私とY、そしてTの3人でSのお通夜に行ったのですが
夏休みの最中でもあったので、YとTはそのまま私の家に
泊まって帰ることになりました。

通常、お通夜やお葬式から帰ってくると、清めの塩を
踏んで(地方によって違うかな?)家に入ります。
でないと、亡くなった人がついてくると言われてました。
私たちはまだ中学生だったと言うことと、バカバカしい
と言う考えがあり、そんな行為は行わずに部屋に
向かいました。

部屋に向かう途中、母が台所から
「また今日はたくさん連れてきたねぇ」
と声をかけました。
私は「まあね」とだけ返事して、部屋に向かいました。

布団にもぐった状態で私たちは
死んだSの事や、下らない自慢話などを3人で
語り合い、そうこうするうちにいつしか眠って
しまいました。

何時間か経過して...私はふと目を覚ましました。
ん?体が動かない。
これはひょっとして金縛りってやつか?
本当に動きません。しかし目玉だけは動くようで
私は隣で眠っているYのほうを見ました。
私はギョッ!としました。
Yも目を開けているのです。そして天井を恐怖に
満ちた目で凝視いています!

いったい何が天井に...
そう思い目玉を天井のほうに向けた私は信じられない
光景を目にしました!


Sの顔が!天井いっぱいに大きく映し出された
Sの真っ白な顔がそこにはあったのです!

「!!!!」
私は声にならない叫び声をあげ、意識が遠のきました。

そして翌朝。
絶対昨夜の出来事は夢だと思い、
「なあY。俺昨日の夜、Sが天井から俺達を
見下ろしてる夢を見たよ。」と言いました。

「...俺も見たよ」
続いてTも「俺も見た、金縛りにあって」
3人が同時に同じ夢をみるわけもなく、あれが現実
だったことを思い知らされました。

そして今度からはちゃんと清めの塩を踏もうな
などと話つつ、朝食の用意をしてくれてる母の元に
向かいました。

私たちを見るなり母はキョトンとした顔で一言
言いました。


「もうひとりは、先に帰ったのかい?」

アトリエ

美術の教師をしていた姉がアトリエ用に2DKのボロアパートを借りた。
その部屋で暮らしているわけではなく、絵を描くためだけに借りたアパート。
せっかく借りてるのに住まないなんてもったいない!
そう思った私は姉に頼み込んでその部屋で一人暮らしをさせてもらうことにした。

一人暮らし初日。わくわくしながらアトリエに帰宅。
くれぐれも戸締りに気をつけるようにと言われていたため帰ってすぐに玄関に鍵とチェーンをかけた。
その後夕飯を作ったり本を読んだりして楽しく一人の時間は過ぎていく。
気付くともう夜も更けていたため、もう一度戸締りをチェック、ガスの元栓も締め眠りについた。
しばらくして、多分夜中の2〜3時だったと思う。玄関がガチャっと開いた。
どうやら姉が絵を描きに来たらしい。
こんな時間に頑張るなあと、ウトウトしながら思っていると、私が寝ている隣の部屋に入っていった。
隣の部屋は画材やらキャンバスやら置いてある部屋。
そこで、姉はブツブツ言ったりクスクス笑ったりしてる。
うーん、やっぱり芸術家と怪しい人って紙一重だよなぁ、と、酷い事wを思いながらいつの間にか寝てしまった。

朝、目が覚めると姉はもう帰ったようで居なかった。
姉の絵に対する情熱は尊敬に値するよなぁ、と思いつつ出掛ける準備をして家を出る。
玄関の鍵を閉めた時に、突然恐怖に襲われた。

それ以来、私がそのアトリエに足を踏み入れることはなかった。








【解説】


幽霊または姉が入ってきた
→ 「玄関に鍵とチェーンをかけた」
→ チェーンが掛かってるのに「玄関がガチャっと開いた」
→ 「チェーンロック」が無視されている
→ 「ブツブツ言ったりクスクス笑ったり」と不穏な気配

明かりのついてない建物


ある地方で大きな地震があった
避難所の小学校で寝ることにしたが人があふれ騒がしくてとにかく暑い
涼みに外にに出ると明かりのついてない建物を見つけた
そこはとても涼しく、静かなので多くの人が横になっていた
これはしめたとそこで寝ることにしたがしばらくして異変に気付いた。静かすぎる


私は建物を飛び出した








[解説」

建物は地震で死んだ人たちの一時安置所

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