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★白虎隊

ある高校がF県に修学旅行に行ったそうです。A君は友達数人で作った班で自由行動
を楽しんでいました。しかし、A君はなれない土地のためか、班がいっしょのB君と
いっしょにその班からはぐれてしまいました。迷ううちにどんどん繁華街から離れてしまい、
A君とB君は丁度目に入った古い感じの家で道を聞くことにしました。中から出てきたのは
腰の曲がったおばあさんでした。おばあさんは二人にあがってお茶でも飲んでいきなさい
と言ったので、疲れていた二人は迷うことなくそのうちにお邪魔することにしました。
 そのうちの中もかなり古い感じで、家のところどころがすすけた感じでした。
おばあさんは、二人を居間に座らせ、なぜか「目をそらしちゃいけないよ」と言うと
お茶を入れに居間を出て行ってしまいました。二人が部屋の中を物珍しそうに
見まわしていると部屋には不似合いな大きな鏡が目に入りました。A君B君は
なぜか二人ともその鏡から目が離せなくなっていました。

 二人がその鏡をじっと見詰めていると人がぼぉっと映りはじめました。あきらかに
その人の顔は鏡を見ているA君、B君の顔ではありませんでした。その映った顔は
傷だらけで、血を流しています。髪型も服も現代の人とは違いました。そうです、
その格好はまさにA君、B君が昨日説明を受けた白虎隊のものでした。二人はなぜか
その鏡から目をそむける事が出来ませんでした。
 鏡に映る人の顔はどんどん変わっていきます。そして変わるたびに
気持ちの悪いものとなっていきます。初めはまだ顔に怪我した程度だったものが
顔が半分つぶれた状態になってしまっていたり、目に矢が刺さった状態になってしまって
いる顔などになっていきました。ついにA君B君は悲鳴をあげて顔をそむけて
しまいました。

 するといつのまにか入ってきていたのか、おばあさんが二人をじっと
見ていました。そして一言、「そらしたね」と言いました。

 二人はもう、怖くて怖くてその家を飛び出して、逃げました。
どこをどう走ったのか、二人が気づくと泊まっている旅館に着いていました。
二人は帰ってこれたことにほっとしていました。何より次の日には修学旅行も終るの
でこの土地から離れられることが嬉しかったのです。次の日、二人は家に無事帰る
こともできてもう昨日あった不気味なことなど忘れていました。

 そしてあの日から一週間後の朝、二人はそれぞれのうちで布団の中で血だらけになって
死んでいるのが見つかりました。顔はぐちゃぐちゃにつぶれていて、からだの傷はなぜか
刀で傷つけられたものだったそうです。

 この話を聞いた人には同じような結果が待っています。嫌なら一週間以内に
夜2時丁度に一人で鏡を見て、そこに映る顔を最後まで見れば助かるのだそうです。

 という話が中学のころはやってパニックになりました。鹿島さんの話しを見て思い出した
ので書きました。

テープレコーダー

ある男がひとりで登山に出かけたまま行方不明になった。
3年後湿地帯でその男の遺骨が発見され、遺留品も回収されたが、
そのなかには、テープレコーダーがあった。
テープには大声で助けを求める、男の声が録音されていた。
男はどうやら何かけがをして、動けなくなったらしかった。
テープことはマスコミにも公表されたが、遺族も警察関係者も
公表をひかえていた部分があった。
そのテープには助けを求めるメッセージとは違うものも録音されていた。
何かに非常におびえた男の声だった。
どうやら夜に何かがおこっているようだった。
男は必死にテープにむかって口述している。
一日目
「夜になると人の声がする・・・
呼ぶ声がする・・・
こんな夜中に誰もいないところに・・・
だれもいないのに・・・」
二日目
「たすけて・・・
声がする。
夜になるとあいつがやってくる・・・
暗闇から呼んでいる・・・
昨日より近くなっている・・・
おそろしいよ・・・
おねがい、たすけて・・・
とてもこわい、とても・・・
だれかたすけて・・・」
三日目
「近くまで来ている・・・
たすけて・・・
人が・・・ヒッ・・・
・・こわい・・
近くまで来ている・・・
おねがい、たすけて・・・
おねがい、おねがい
よぶ・だれも・・・
ひ・あいつ・・ちか・・・・こわいよ・・たす
すぐそばまで・・たすけ・
こえが・・・
おねがい、・・た・・・・て」
こうしてテープはそこで切れている。
それ以後、男はテープに何も録音していない。
警察はこのテープをくわしく分析した。
テープはずっとその男の声だけで、他の怪しい物音は
入っていなかった。
しかし、三日目のテープが最後に切れるところで、
これまでとは違う音が録音されていた。
そのことに関して、分析家も理解不能だった。
それは、遭難した男の声とは違う、別の人間の声だった。
レコーダーのすぐそばで発せられている。
耳元でささやかれたかのように、はっきりと。
「オイ」

アパート

 友人Mが大学生だったころのお話です。
 名古屋の大学に合格したMは、一人住まいをしようと市内で下宿を探していました。ところが、条件がよい物件はことごとく契約済みで、大学よりかなり離れたところにようやく一件見つけることができました。
 とても古い木造アパートで、台所やトイレなどすべて共同なのですが、家賃がとても安いため、Mは二つ返事で契約を交わしました。引っ越しを済ませ、実際住み始めてみるととても静かで、なかなか居心地のよい部屋での生活に、Mは次第に満足するようになったそうです。
 そんなある晩のこと、Mの部屋に彼女が遊びに来ました。2人で楽しくお酒を飲んでいると、急に彼女が「帰る」と言い出しました。部屋を出ると、彼女は「気を悪くしないで聞いてほしいんだけど、この部屋、なにか気味が悪いわ」とMに告げました。彼女によると、お酒を飲んでいる間、部屋の中に嫌な気配が漂っているのをずっと感じていて、一向に酔うことができなかったというのです。「気を付けたほうがいいよ」という心配そうな彼女の言葉をMは一笑に付しました。もともとその手の話を全く信用しないMは「そっちこそ気を付けて帰れよ」と、彼女を見送ってあげたそうです。

 

 しかし、結果的にこのときの彼女の言葉は取り越し苦労でも何でもなく、その部屋はやはりおかしかったのです。
 このころから、Mは体にとてつもない疲れを覚えるようになりました。別段アルバイトがきついというわけでもないのに、部屋に帰ると立ち上がれないぐらいに力が抜けてしまいます。また、夜中寝ている間に、誰かが首を絞めているような感覚に襲われ、突然飛び起きたりしたこともありました。そのせいでMは食欲も落ち、げっそりと痩せてしまいました。きっと病気だろうと医者に診てもらいましたが、原因は分からずじまいでした。心配した彼女は、「やはりあの部屋に原因がある」とMに引っ越しを勧めましたが、あいにくそのような費用もなく、Mは取り合おうともしませんでした。
 そして、そのまま2週間ほど経ったある晩のことです。
 その日、Mはバイトで大失敗をしてしまい、いつにも増してぐったりとしながら夜遅く部屋に帰り、そのまま眠ってしまいました。真夜中、ものすごい圧迫感を感じて急に目を覚ましましたが、体は金縛りのため身動き一つとれません。ふと頭上の押入れの襖(ふすま)に目をやりました。すると、閉まっている襖がひとりでにするする…と数センチほど開いたかと思うと、次の瞬間、ぬーっと真っ白い手が伸びてきて、Mの方へ伸びてきたそうです。Mは心の中で≪助けて…≫と叫ぶと、その手はするするとまた隙間へと戻っていきました。しかし、ほっとしたのもつかの間、今度は襖の隙間から真っ白い女の人の顔が、Mをじっと見つめているのを見てしまったそうです。
 Mは一睡もできないまま、朝を迎えました。やがて体が動くようになり、Mは部屋を飛び出しました。そして、彼女をアパート近くのファミレスに呼び出し、「どうしようか」と2人で途方に暮れていたそうです。
 ちょうどそのとき、少し離れた席に一人のお坊さんが座っていました。そのお坊さんは、先ほどより2人のことをじっと見ていたのですが、いきなり近づいてきたかと思うと、Mに向かって、
 「あんた、そんなものどこで拾ってきた!」
と一喝したそうです。
 Mが驚きながらも尋ねると、Mの背中に強い念が憑いており、このままでは大変なことになると言うのです。Mは、今までの出来事をすべて話しました。するとお坊さんは、自分をすぐにその部屋に連れて行くようにと言ったそうです。
 部屋に入ると、お坊さんはすぐに押入れの前に立ち止まり、しばらくの間、その前から動こうとしません。そして突然印を切るといきなり襖を外し始め、その一枚を裏返して2人の方へ向けました。

 その瞬間、Mは腰を抜かしそうになったと言います。そこには、なんとも色鮮やかな花魁(おいらん)の絵が描かれていました。舞を舞っているその姿は、まるで生きているようで、心なしかMの方をじっと見つめているように感じたそうです。
 お坊さんによれば、「どんないきさつがあったかは私には分からないが、この絵にはとても強い怨念が込められていて、君の生気を吸って次第に実体化しつつあり、もう少しで本当に取り殺されるところだった…」と告げたそうです。お坊さんは、襖の花魁の絵の周りに結界を張ると、「すぐ家主に了解を得て、明日自分の寺にこの襖絵を持ってきなさい」と言い残し、立ち去りました。
 次の日、彼女とともにお寺に赴きました。そして、その襖絵は護摩とともに焼かれ、供養されたということです。

廃屋

ある夜、友達と三人で市内の高級住宅地にある不気味な廃屋に行くことになった。
そこは小高い山の中腹にあって、廃屋とはいっても実際は超高級な一戸建だ。
ただ噂によると、そこでは以前、家族内での惨殺事件があったらしい。(真偽不明)
懐中電灯を片手に、三人で家に入ってみた。
多分噂を聞きつけて探検しにきた同じような連中のしわざだろう、中は荒れ放題。
怖々広い家の中を歩いていると、かなり妙な間取りだということに気づいた。
「金持ちの考えることだから、わたしたち凡人のセンスじゃ解らないんだろう」
そう思った。キッチンをほぼ中心として、それぞれ部屋や浴室が割り振られている。
が、浴室に入ってみると、反対側(つまり入り口の向かい)にもドアがあり、
その奥には普通の和室があったりした。



問題は、その和室だった。
懐中電灯で照らされたその部屋の四方の壁という壁には、筆字の走り書きで、
お経らしきモノがビッシリと書き込まれていたのだ。
まるで耳無し法一の体に書き込まれた経典のように、殆ど隙間なく。
それにおののいた彼女達は、叫び声を挙げながらその場から逃げようとした。
しかしその時、一人が持っていた懐中電灯が落ちてしまった。
その懐中電灯の明かりの下には、黒ずんだ巨大なシミが広がり、その周りでは
黒点がまるで這うように飛び散っている。
彼女たちは恐怖のあまり混乱し、足がすくんだまま動けなくなった。
すると頭の中で、低くて太い、そして頭を振動させるくらいの声らしきものが
聞こえてくるのだ。『・・・き、聞こえる?』『・・・・○ちゃんも?』
お互いうなづき合う三人。心臓が胸を突き破って出てくる程の恐怖の中
必死で懐中電灯を拾い、そこまで来た経路を引き返し逃げた。走って、走って・・・。
やっとのことで、車までたどり着いた。
そのままそれぞれの家に帰るのが怖かった三人は、H子の自宅に寄ることにした。
なんとか気を紛らしたかった彼女たちは、しきりに今し方見てきたものを
「誰かがいたづらで書いたり、塗ったりしたもの」にしようと、夢中で笑い合った。
そうすることでなんとか気持の高ぶりを押さえた彼女たちは、すっかり朝になって
から、やっとそれぞれの自宅で眠りについた。





H子の部屋は、妹の部屋の隣にある。
H子が眠ってしばらくすると、階下の家族も隣の妹も起き出している様子だった。
なかなか熟睡とまでは行かなかったH子は、家族のざわめく音をなんとなく聞いていた。
それからどれぐらい時間がたったのだろうか。H子は暗くなった部屋の中で目を覚ました。
良く寝た...と伸びのひとつでもしたかったのだが、体が動かない。
目だけは開いたまま、金縛りになってしまっているようだ。
金縛りは初めてではなかったので、怖いとは思いながらも時間が経てば解けると思った。
でも、全く解けて行かない。瞬きもできなくなってきた。鼓動が鼓膜を震わせる。
H子は夕べの出来事を思い出していた。いや、無理矢理にでも脳裏に浮かんでくるのだ。
手足が冷たくなっていくのが、自分でも良く解る。
声を出そうにも、唇は動くのだが舌が喉の奥で縮こまり、息も酷く苦しい。
心臓の音が一度打つたびに、視界にあの部屋で見た筆書きの経が飛び込んでくる。
やめて・・・・やめてやめて!心の中で叫ぶH子。やがて・・・・
『怖い!』彼女の口がそう叫んだ。
いや、確かに叫んだはずだ。口が動いたのが自分では良く解ったのだ。
だけれど声が出ない。なぜ?金縛りが解け懸かったんじゃないの?
そう思ったところで、彼女の耳に聞こえてきたのは 
 

『ごぉ〜・・・わぁ〜・・・い゙ぃ〜・・・・・』。
低くて太くて、頭を振動させるようなあの声。

誰?誰が私が叫んだことを繰り返して言っているの?部屋には私しかいないのに?
彼女はもう一度叫んでみた。
『助けて!!』
でもまた声が出ていない。ほんのちょっとの間を置き聞こえてきたのは、

『だ〜・・・ず〜・・・げぇ〜・・・でぇ〜〜〜』。

違う!何で?私の声じゃないし、どうして後から聞こえてくるの?
『やめて!!』

『や〜・・・めぇぇ〜〜〜〜・・でぇぇぇぇ〜〜!!』
次第に大きくなるその声。

H子は、家族に助けを求めようと、再び叫ぼうとした。
『おかーさん!!!』

『おぉ〜!とぉ〜!!お〜〜!!ざぁ〜〜!んんーーーっっ!!!』

最後にその声は『おとうさん』と叫んでいた。
それに気づいたH子は、一瞬のうちに眠りに落ちていた。



H子さんが次に気が付いたときは、夕方だったそうで、
しかも、家族の話によると。明け方に眠ったままその時間まで寝てたって。
つまり、夜などは来るわけもないってことで、
彼女は昼間のうちにその現象と遭遇していたということになる。
H子さんの妹(私の友人)はその日、姉が隣で眠っていた間
自分の部屋で本を読んでいたらしいんだけれど、
隣の部屋が五月蝿いなーと思っていたとのこと。
ドスンドスン聞こえたり、姉が寝ぼけて『助けて』なんて言ってるのを
聞いて、「助けてほしけりゃ起きなさい」って思ってたって。
でも起こさなかったのは、男の人の声も何度か聞こえたから
夜遊びして誰か連れ込んでるのかな?じゃれ合ってるのかな?
って思って、気を使ったそうな。

たつやく〜ん


僕、中村 達哉(仮名とさせていただきます)が実際に体験した話

ある晩の事。僕は、夢をみていました。夢の中で私は、どこかの王宮のような
建物のハーレムのような場所にいました。
そこには、男は僕一人しか居らず、あとはその部屋いっぱいに
女の子がひしめきあっていました。
その女の子全員が、「達哉くーん」と、頬をすり寄せてくるのです。
あまりに気分のいい状態にデレデレしまくりだったのですが、
僕の両脇にいた女の子二人が突然、ロープを二本を僕の股の間に
通し、左右に引っ張り始めたのです。

びっくりした僕は、二人に「うわっ!ちょっといてーよ!やめてくれっ」
と言ったのですが、「あら、いいじゃない、達哉くーん」と言うばかりで
いっこうにやめようとしません。ふりほどこうと思っても、廻りにいた女たちが
いつの間にか僕を押さえつけ全く動けません。
次第に痛みは増していきます。気が遠くなるほど痛み始めました。
 
とそこで、奇妙なことに気づきました。いつの間にか夢からさめているのです。
王宮も、女の子も消えています。しかし、痛みだけは続いていて左右に引っ張られているのです。体も動きません。何とか上体を起こそうとしても動けず、
焦るばかり。痛みも頂点に、両足が今にも引きちぎられそうです。
「やばい、やばい、やばい、やばい、」そう思ったそのとき、ふっと体に力がはいり、体を起こすことができました。そして「いってーな、こんな夜中になんなんだ、コノヤロー」と、あまりの痛みに訳の分からない事を叫びました。

当然、誰が居るわけでもなく、呆気にとられました。
「まあいいや、寝よう」と思い布団に入ったその時です。パタン、と静かに部屋のドアが閉まる音がして、廊下を歩いて去ってゆく音がしました。急に怖くなり
布団をかぶったのですが、そのまま眠れぬまま夜が明けました。
誰もギャグにしかとってくれませんでしたが、みなさん、信じてもらえますか?
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