嗚呼
あのうだるような夏の日に味わってしまったいくつかの罪は
未だにこうして息づいているようだ

中途半端な犬は必要ない
かと言って
飼われる事実に慣れている輩も好みではない
だとするとやはり、と
一瞬考えるのだけど



きっと私は
普通の人の大層怖がる顔が一番好きなんだろう
慣れてしまうと楽しくないし、ね。



頭の先からつま先の血液が鈍く逆流するような
2人だけの秘密を犯しているような
快楽なのか、それが私の本性なのか?



きっと後者なんだろう




男の尊厳を奪う
プライドなんて持ってたって
ただの雄でしょ、あなたたちなんて。
何ができるっていうのかしら?金を稼ぐ以外に。
それすらもできないなら男以下。
さっさとママの腕にでも抱かれて眠っていればいいわ。