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I'am xxx.=20XX.










鉄の処女、アイアン・メイデン。

内側に鉄釘が沢山ついた人一人が調度入れるほどの多きさの鉄容器。
そこに三人の処女がぎゅうぎゅうと押し込められる。いたいわいたいわいたいわいたいのおねがいやめて!くぎがくぎがくぎが!ここからだして!!









深い赤が満ちていく。




パンが無ければ、クッキーを食べればいい。

そうでしょう?


【I’am Maiden】



一人がやっとの鉄容器に押し込めるように、真っ白い箱(ソコ)に何百人もの裸体の女達が蠢いているのをモニターの向こうに確認する。



ただの部屋。"釘"が無い部屋。

私はほくそ笑む。
円形の赤いスイッチの縁を指先でなぞりながら、
女共が恐怖に混乱し密室に錯乱し、真っ白い空白に怯えながら叫び壁を剥がれた爪で掻きむしるその無情な音を聞きながら。


パンが無ければ、クッキーを食べればいい。

釘が無ければ、私が釘になればいい。


形容し難いオーガズムに私の快感と征服欲、支配心が甘く疼く。
我慢できない、はやくはやくやってしまいたい!


「…(カチッ)」



…―ゴォン。
一瞬で部屋が閉じたようにモニター画面には何も写ってない。

ベチャ、だのヌチュヌチャだの
やがて壁は左右に離れてそれが姿を現した。
粘着質が粉々に砕けたかけらを巻き込みながら。
水風船に針を刺すあの感覚に似ていた。だって、人間だって血が入った肉風船みたいなものよね大きく考えれば。



赤い赤い赤い、赤い絨毯。











血の絨毯、
歩けるのは女王の私(アイアム・メイデン)だけ。





I’am Maiden



=before20XX.

血の海の中、女(メイデン)が高らかに笑う姿を最後に左右の壁がベシャッと音を立てて閉じ
そのまま映像は終わった。


至極、つまらないスナッフビデオだったなあ。















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エリザベートとマリー。

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