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生まれ変わっても

ひでさんといつものように
夕飯を食べながら、
話題は「結婚式」のことに。

昨年9月に結婚したわたしたちは、
このご時世なので
結婚式を挙げていない。
あと、それ以外にも
いくつか理由があるため
おそらくこの先も
挙げることはないと思う。
元々ふたりとも
式を挙げることにこだわりはなかった。

でも、わたしはやっぱり女なので
心のどこかで
0.1gくらいの気持ちで
「やってみたかった」と
思っていたのかもしれない。
それが声に乗ってしまっていたのだと思う。

「結婚式か〜」

そう何気なく呟いたわたしを
ひでさんはじっと見つめ
大真面目な顔をして
「次、生まれ変わったら挙げような」
と言った。

生まれ変わったら。

ひでさんの口から
あんまり聞き慣れない言葉が出たので
きょとんとしてしまった。

「次もカノコを妻にするからさ〜」

わたしは仏教の家に生まれたけど、
輪廻転生という思想は知っているけど、
生まれ変わりとか
信じている方ではない。

ひでさんだって、
理系出身ということもあり
ふだん非科学的なことは
決して言わない。

そんな彼が、わたしと
「生まれ変わっても一緒にいる」
そんなイメージを
心に思い描いているだなんて
夢にも思ったことがなかった。

いつもたくさん喧嘩する。
わたしに対する不満だって
ひでさんはあんまり言わないけれど
本当は山ほどあるのでしょう。
自分で言うのもむなしいけど
わたしは完璧な妻ではない。

それでも彼は当たり前のように
「次」を願ってくれるんだな。
夫婦としての人生は
まだ始まったばかりなのにね。

ご飯を終えて
トイレに入ってから
ちょっと泣いてしまった。
ふだん冗談でも
来世の話なんかしない彼の
心からの言葉が
あんまり嬉しかったから。

ありがとう。
ありがとう。
この先もわたしたちの間には
いろんなことがあると思うけど
あなたにそう言ってもらえたこと
ずっと忘れないよ。

話題:ありがとう

ご報告

約4年ぶりの更新……!

あの頃から見てくれている人は
もう誰もいないかもしれないけど、
どんな結果になっても
必ずここで報告したかった。

ひでさんとわたしは、
約10年にわたる交際を経て
先週、ようやく入籍しました。

前回の記事を更新してから
母との静かな戦いの日々でした。
気が遠くなるほど
何度も何度も 説得を続け、
我慢比べのような状態が数年続き、
ここにきてようやく粘り勝ちをした…
というかんじです。

彼と歩む人生を諦めることはできなかったし、
家族のことを無視することもできなかった。
時間がかかってしまったけど、
やっとここまでこられてよかった。

今まで見守ってくださった
顔も名前も知らない沢山の方々
送っていただいたメッセージに
どれほど救われたかわかりません。
もう届かなくても、お礼を言わせてください。
ありがとうございました。




ひでさんと同じ苗字になって
良いことも悪いことも分け合って
ともに歩んでいけることが幸せです。

あと、何年経っても
変わらない愛情が存在することに
自分でもびっくりしています。
私も彼もよく飽きないね…

私たちの間で変わっていくものも、
変わらないものも、
これまで通り愛していけたらと思います。



話題:結婚




more..!

拍手お返事です

■慧さん

お久しぶりです…!
お名前を見た瞬間、懐かしさと嬉しさに叫びだしたい気持ちでいっぱいになりました。慧さんは元気にしていらっしゃるでしょうか。

コメントを読んで、改めて考えました。
やっぱり諦めたくないです。
どちらかを選ぶなんてできません。
地道に、辛抱強く、努力をしていくしかないですね。それしかないです。慧さんの激励のおかげで、どうしようもなくしぼんでいた気持ちがしっかりしてきました。
いつも背中を押してもらって、感謝しています。本当に本当にありがとうごさいます。

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更新するのが久しぶりすぎて、通知のいかない方法をすっかり忘れて早朝に更新してしまいました…
通知が行ってしまった方、申し訳ありませんでした(>_<)


…いつになるかはわかりませんが、次は前向きな記事を書けるように頑張ります。

後ろ向きな感情

久しぶりの更新なのに、まさかこんな記事を書くことになるとは…もう見てる人なんていないかもしれないけど、書かずにはいられなくて。


昨日はひでさんと付き合ってから6回目の記念日でした。仕事があるので当日には会えなかったけど、この前の日曜日にお祝いしました。二人の仲は相変わらずです。


問題は、私の家族のこと。
うちの母は、ひでさんのことをよく思っていません。
仕事を始めるまでのブランクがあった上、年齢ももう35。仕事も、国家公務員だったうちの父と比べたら安定していない。娘の結婚相手としては不安だといいます。

母は、たぶん世界で一番私の幸せを願ってくれている人のはずなので、その忠告を軽く見るつもりはありません。客観的に見たら、苦労しそうだな…と思われても仕方ないと思います。今の自分には想像もできないほどの苦労をするかもしれない。

幸せになりたいなら、別れるべきなのか?
6年も付き合ったから、情がわいてるだけ?
私のひでさんに対する思いは、愛ではなく執着なのか?

もしわかれることになったら、なんだかんだありながらも私はひでさん以外の人を見つけ、結婚して生きていくこともできるでしょう。
それはひでさんも同じ。
きっと、それぞれの人生を生きていくことはできる。

でも、嫌だ!!
わがままかもしれない。
母の言うとおり、このまま別れず、家族の反対を押し切って結婚したりするのは、みんなにとって不幸なのかもしれない。

それでも、ひでさんのいない幸せな未来を生きることを考えたら、しんだほうがましだと思う。

父には自分が大事だと思う方を選べと言われた。
家族と、ひでさんを天秤にかけろと。
よりによって、6年目の記念日に。
どちらかなんて、選べない。
わたしにとってどちらも大切だよ。
選べないよ!!!!


…しばらく頭を冷やします。






12/23拍手お返事

 
23日12時頃
■昔読んでいた〜の方へ

学生だった頃というと4年以上前ですね。
もしかして昔コメントくださったことのある方でしょうか?違ったらすみません、なんとなくそんな気がして。

昔の私たちを知っている方からこんな温かい言葉をかけていただけるなんて…本当に嬉しいです。お互い、幸せになりましょう!コメントありがとうございました(*^^*)



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他にも拍手たくさん頂きました。
ありがとうございます。

 
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