いつでも貴方に見て欲しいと思うけど、

見られ続けるのも恥ずかしいものよね


幼馴染みのアスベルは、基本的に鈍感天然。
そこが魅力、って皆言うけれど…

「おはよう、アスベル」

「なぁ、シェリア……最近痩せたか?」

早朝からいきなり飛び出してきた言葉に、シェリアは一度固まり。その後で、激しく顔を赤く染め上げた。


「な、な、な!!何いきなり!?」


確かにここ最近大好きな焼き鶏丼を我慢して、出来る限り前線に出てシェイプアップしていたつもりだけど。


気付いて欲しいと思っている人は、一番気付かなそうだったのに。


「少しは前より痩せたけど…」

「やっぱりそうなのか?なんか、小さくなったなぁと思って」


小さく…?


さっきまでの高揚した気分とは裏腹に、徐々に自分の表情が冷ややかになっていくのが分かる。


「ちなみに、小さくって何が?」

「え?そりゃむ…「アスベルのバカ!!!!」


努力と言うものはしかるべき形で認めないととんでもない目に合う、それを右頬に実感したアスベルであった。





end




定番なアスベル鈍感ネタを。
何となく書きたくなって久しぶりに書いてみました。


女の子のは頑張ってダイエットしてるのよ…!!!←