【やはりナンの方が善い】7月16日

 「そうだ! 今日はミヤさんに行こう!」
 そう思って家を出た。
 生活道路(裏道)を通っても行けるのだが、何か考え事をしながら歩いていたのだろう。
 千成通りから豊国通りと大きな通りを歩いていた。
 勿論、歩道をである。
 目の前に徳兵衛(回転寿司)が見え、僕は吸い込まれるように入っていた。
 「余り見えないので…。」
 僕の言葉に、女性の店員さんは丁寧に対応してくれ、六種類もあるランチメニューを説明し、サービスの「しじみの味噌汁」も持ってきてくれた。
 六巻の「彩りにぎり」を頼んだ。
 赤み、中トロ、イカ、車エビ、あなご、巻き寿司にミニサラダ、茶碗蒸し、コーヒーゼリーが付いたランチだ。
 おなかは一杯になったが、食べ終わった後、「これ、食べる意味あるのかなぁ?」などというバカな思いになった。
 サプナのナンと比べてみて、何か物足りないのだ。
 これで1,000円余なら、ナンで790円の方が善い。
 値段の問題か?
 そう言えば、先日も、セントラルパーク地下街のそば屋の「季節の野菜天ざるそば」(950円)を食べに行こうとして、結局、そこを通り過ぎてナンを食べに行ったのだ。
 今の僕には、サプナさんの「ナン」に勝るものはないのかも知れない。