★大石二十歳のレオンおじさんまなりラブ? オマエラ(笑)
2023/04/26 15:52
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バター

あらすじ
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ニューヨークで孤独に生きるイタリア系移民のレオンは、プロの殺し屋として、レストランの店主のトニーを介した依頼を完璧に遂行する日々を送っていた。

ある日、「仕事」帰りのレオンはアパートの隣室に住む少女マチルダと知り合う。彼女の顔にアザがあったことからレオンは「どうした?」と聞くが、マチルダは「転んだ」と答えた。実際にはマチルダは実父であるジョセフだけではなく、異母姉のジョアンからも虐待を受けており、継母のマージからはまるで関心を向けられず、幼い弟マイケルにしか心を開けない、閉塞感に満ちた日常を送っていたのだった。「大人になっても人生はつらいの?」と尋ねるマチルダに、レオンは「つらいさ」と答える。

その翌日、ジョセフが麻薬密売組織の「商品」を横領したことを見抜いたスタンスフィールドとその一味がジョセフの部屋に押し掛ける。開き直ったジョセフと一味は銃撃戦となり、マチルダの家族は4歳のマイケルも含め皆殺しにされた。買い物に出掛け、運良く難を逃れていたマチルダは、とっさに隣室のレオンに助けを求め、レオンはしばし逡巡した後に彼女を保護する。

「根が地面についてないということが自分と同じだ」と、鉢植えの観葉植物に強いシンパシーを寄せるレオンに共感を覚えるマチルダは、巧みな駆け引きを駆使し、弟の復讐のため殺しの技術を教えてほしいとレオンに願い出る。「ボニーとクライドや、テルマとルイーズみたいにコンビを組もう」という彼女に戸惑い、暗殺技術を伝授することをためらうレオンだったが、その熱意に押し切られる。レオンはマチルダに戦術の初歩を伝授し、マチルダは家事全般を請け負う傍ら、学がないレオンに読み書きを伝授することになった。奇妙な同居生活を始めた二人は、やがて互いに心の安らぎを見出すようになり、複雑な感情と信頼を抱いていく。

ある時、マチルダはスタンスフィールドが麻薬取締局の捜査官であることを突き止める。密売組織の背後には麻薬取締局が絡んでいたのだ。単身でピザの宅配員を装い麻薬取締局に侵入するも、スタンスフィールドに早々に察知され逆に捕まってしまうマチルダ。奇しくも、レオンもマチルダのために、マチルダの一家の殺害に関与した麻薬取締局の捜査官への復讐を開始していた。マチルダの置き手紙を元にレオンは早速麻薬取締局へ乗り込み、拘束されていたマチルダを救出した。

一方スタンスフィールドは、トニー配下の殺し屋が仲間の捜査官を殺害しているのだと目星をつけ、トニーを詰問しに出向く。実はスタンスフィールドこそが、今までトニーを仲介役にレオンに殺しを依頼してきた元締めであった。

全てはレオンの仕業であると確信したスタンスフィールドは翌朝、市警の特殊部隊を総動員してレオンの住むアパートに突入。レオンは激しい銃撃戦を掻い潜りマチルダを脱出させることに成功する。マチルダとはトニーの店で落ち合うことにし、レオン自身は負傷した突入部隊員を装って脱出を試みるもスタンスフィールドに見破られる。レオンの後をつけホテルのロビーで背後から彼を撃つスタンスフィールド。死にゆくレオンを嘲笑いながら見下ろしている。力が尽きる前にレオンはある物をスタンスフィールドの手の中に渡し、それが「マチルダからだ」と伝える。手をひらくとそこには手榴弾の安全ピンがあった。スタンスフィールドはレオンのベストを引き剥がすと胸に複数の手榴弾を見つける。ロビーで大爆発が起きる寸前、スタンスフィールドは「クソッ」とだけつぶやいた。

一人残されたマチルダは、トニーに殺し屋の修行をさせて欲しいと頼むが断られる。レオンの遺産は彼の意志により、トニーが管理して少しずつマチルダに渡されることになった。マチルダは学校の寄宿舎に戻り、レオンの形見となった観葉植物を学校の庭に植えるのだった。

登場人物・キャスト
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レオン・モンタナ
演 - ジャン・レノ
本作の主人公。イタリア系移民で超一流の殺し屋。イタリアンマフィアのボスであるトニーからの依頼を受けては暗殺を行うが、「女子供は殺さない」というポリシーを持つ。『仕事』の時には黒のニット帽とオーバルのサングラスを着用している。何もない日は食事・家事・買い物・筋力トレーニング・観葉植物の世話と、決まった時間に決まったことを行うストイックな日々を過ごしている。唯一の気晴らしは映画館で古い映画を観ること。
字を読むことができない。友達と呼べる人間も一人もおらず、ほとんど誰とも交流しない孤独な日々を送っている。唯一彼が心を許している「友達」の観葉植物の世話が日々の楽しみ。好物は牛乳で、周囲にあきれられるほど毎日欠かさず飲んでいる。
ある日、偶然マチルダと知り合い、殺されそうになったマチルダを救い、一緒に暮らすようになり、さらには復讐のために殺しの技術を教えてくれと頼み込まれる。当初は断るが、銃を窓越しに乱射した彼女の本気さに触れ、しかたなく戦術の初歩を教えることになり、奇妙な同居生活をはじめる。
マチルダ・ランドー
演 - ナタリー・ポートマン
本作のヒロイン。レオンの住むアパートの同じ階の隣に住む12歳の少女。幼いながらも言動は非常に大人びており、頭の回転も早いため、精神年齢は実際よりも高い印象を受ける。大人の目を盗んでタバコを吸うという癖がある。
父親の再婚相手とうまくいっておらず、更には父親や異母姉とも仲が悪いため、「素行不良」という理由で寄宿舎に入れられている。唯一心を許し合っている幼い弟に会うために時々寄宿舎を抜け出して帰ってきていた。
虐待を受けていることは他所では隠していたが、父親から暴力を受けた傷をレオンに見られ、声をかけられたことで顔見知りとなり、彼がいつも買う牛乳を買いに出かける。
しかし、使いをすませて帰ってくると玄関先に死体となって転がっている父親を発見し、とっさに通りすぎて隣のレオンに助けを求めたことで難を逃れた。
だが、最愛の弟を殺された復讐心から、レオンに殺しの技術を教えてもらう代わりに、学のない彼に読み書きや計算などの勉強を教えることになり、少女と殺し屋との同居生活が始まる。
ノーマン・スタンスフィールド(英語版)(スタン)
演 - ゲイリー・オールドマン
麻薬取締局の刑事でありながら、麻薬密売組織を裏で牛耳る男。非常に残忍かつ冷酷非情な性格であり、女・子供を含めて無関係な人間を殺すことに一切の躊躇を見せない。レオンに暗殺指令を出していたトニーは、実は彼の指示で動いていた。クラシック音楽の鑑賞が趣味で、イヤホンで音楽を聴いたり、ジョセフの一家を惨殺した際は、ジョセフにクラシック音楽について語る描写がある。ベートーヴェン、モーツァルト、ブラームスを好んで聴いている。
運び屋のジョセフ(マチルダの父親)が麻薬をくすねたことを知り、返却を求めたが応じなかったため、鼻歌を歌いながらマチルダ以外の一家を皆殺しにした。その際、彼の部下がマチルダの幼い弟を殺したことで彼女に憎悪されることになる。
エキセントリックな行動が目立ち、麻薬捜査官でありながら自身も麻薬に手を染めている。しかし、頭の回転は早く、なおかつ捜査官としては非常に優秀で能力は高い。レオンがトニーの配下であることを見抜き、次第に彼を追い詰めていく。終盤、大勢の警官及び特殊部隊(ESU)を率いてレオンとマチルダのアパートを包囲・突入し、突入部隊員に扮し逃亡を図ろうとしたレオンの行動を見抜き、彼を撃って致命傷を負わせるものの、レオンが絶命寸前にピンを抜いた手榴弾の爆発で道連れとなり爆死した。
トニー
演 - ダニー・アイエロ
レオンの雇い主でイタリアンマフィアのボス。アメリカに流れてきたレオンを拾って一流の殺し屋に育て上げたのは彼である。
実はスタンスフィールドの配下であり、スタンと敵対する麻薬組織やマフィアを壊滅させて彼の勢力を拡大させていた。
ジョセフ・ランドー
演 - マイケル・バダルコ
マチルダの父親。定職にもつかず、ケチな麻薬の運び屋で収入を得る。実の父親にも関わらず、彼女を毛嫌いしており、厄介払い同然に寄宿舎に入れている。スタンスフィールドから預かっている麻薬をくすね、そのことを疑われるも認めず、刻限までに返却もしなかったため、報復として家族を殺害される。自身はショットガンで反撃を試み、スタンスフィールドの部下を1名を射殺し逃亡を企てるも、スタンスフィールドに射殺された。
マージ・ランドー
演 - エレン・グリーン
マチルダの義母。家を襲撃された際に入浴中に射殺された。
ジョアン・ランドー
演 - エリザベス・リージェン
マチルダの異母姉。朝の体操番組を見て、自分も体操するのを日課としている。マチルダとは反りが合わないが、それでも「一緒に体操する?」と歩み寄るなどはしていた。家が襲撃された際に死亡。
マイケル・ランドー
演 - カール・J・マトゥソヴィチ
マチルダの弟。4歳。家族の中では唯一のマチルダの理解者であり、互いの情は何よりも深かった。
マノーロ
演 - アダム・ブッシュ(英語版)
トニーの店の従業員として働く配下。寡黙だがトニーの命令には忠実。
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